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2011年02月12日

「満足」と「感動」の違い

こんにちは。ケンケンです。

このあいだ、ちょっと良い事があったので

今日はそのことをお話したいと思います。

(ご商売をされている方、特に接客業の方に読んでいただけたら嬉しいです)



とその前に・・・

みなさんは、普段どんなお店で食事や買い物をされていますか。

・品揃えが多い
・価格が安い
・料理が美味しい
・景色が良い
・アクセスに便利


などなど

お店を選ぶ基準はいろいろあると思います。

私を含めばしゃ山村のスタッフは、

日々の仕事の中でこれらを高められるよう頑張っています。




しかしこのあいだ

「はっ!」

とすることがありました。

(ここからが本題です)

先日の土曜日、名瀬の小さなイタリアンのお店で食事したときの話です。

私の他にもう一人、男性2名で入店しました。

ランチメニューがあるのを知っていたので注文しようと思っていたら、

平日のみということでランチは無いとのこと。

残念~face03と思いつつ、

ピザ×1
パスタ×1
飲み物×2

を2人で注文。

時間かかるかな?と思ったピザがさっと運ばれ、さっそく2人でいただきました。

私はピザが大好きで、特に”生地”の食感や味が気になります。

(ふっくらとかパリパリとか、みなさんも好みがありますよね?)

このお店のピザの生地が自分好みだったので、

お店の方に

「好きな味です。とても美味しいです!」

とそんな風に伝えました。

自分もサービス業に携わる人間なので、

お客様に「ありがとう。」とか「楽しい想い出ができました。」

などとおっしゃっていただけると、とても嬉しくなり

「よし!またがんばるぞ!」

という気持ちになります。

なので、私も外で気持ちの良いサービスを受けたときは

その気持ちをなるべくお店の方に伝えるようにしています。

(実はこれがちょっと気恥ずかしいんですけどね)


パスタもいただき、食事を終えお会計。

2人で3000円余り。

1人1500円ちょっと。

ランチとしては「ちょっと高くついちゃったかな。」という感想。

コストパフォーマンスとしてはまあ普通かなといった印象でした。



しかし、

このあとちょっとした感動があったのです。

会計を済ませ店を出るときです。

たぶんお店のオーナーシェフの方だったと思いますが、

お店のドアの所まで出て来て、丁寧に見送りをしてくれたのです。

(男性のオーナーが、華も色気も無いアラフォーの男性客をなんでわざわざ・・・?)

と、そう思いました。

でもこの”わざわざ”ってところに感動したのです!!

私たち2人は帰り道で

「ちょっと嬉かったね!」

「これってなかなか出来ることじゃないよなぁ。」

とニコニコface01満足気に話しました。

そして、心の中でも

(気持ちの良い時間が過ごせた。このお店ならまた来てみてみたいなぁ。)

そう思ったのです。



「はっ!」


としたのはまさにこの時です!

(だいぶ前置きが長くなりましたが...)

私はとても大事なことを忘れていたのかも知れません。

商売においてとても大切なこと。

それは、

「温かいおもてなしの心」

です。

私は、日々の仕事の中で

”魅力的な商品”

”お得なキャンペーンや割引サービス”

”楽しいイベントや企画”


そういったことばかり考えていました。

もちろんこれらも大事なことです。

でもお客様にとって嬉しいことは、そんなことではないのかも知れません。

もっとシンプルなこと・・・


”大きな荷物を一緒に運んでくれたフロントのお兄さん”

”自分の名前を覚えていてくれたマネージャーさん”

”泣いている子供におもちゃを持ってきてくれたレストランの女性スタッフ”



こういったこと(人)に私たちは感動しませんか。

これが自然に出来るスタッフが沢山いるお店。

そこにはきっと多くのお客様が集まります。

逆にどんなに素晴らしい商品や、どんなに立派なお店でも

そこで働く人におもてなしの心がなければ

値段やサービスに対し「満足」することはあっても

「感動」することは無いでしょう。




みなさんは自分の家にお客さんが来たら、

玄関で(もしくは家の前まで)お出迎えをし、

帰られるときも玄関までお見送りしますよね。

なぜならそのお客様を”もてなしたい”という気持ちがあるからです。

それと同じことを自然に出来ているお店ってすごい。

だって、人の家にお邪魔したときと同じようなおもてなしをしてくれるんですよ!

そんな嬉しいことってありませんよね。

私はこのお店、そしてオーナーのファンになりました。

「またあの人の温かいもてなしを受けたい。」

そう思ったのです。

「満足」と「感動」の違い




よくよく思い返してみると、私が何度も足を運ぶお店は

こういったオーナーやスタッフがいるお店ばかり。


「君がいるからまた来たよ!」

私もいつかそんな風に言ってもらえるような人になりたいです。

お店の規模や業種によって出来る”おもてなし”の形は違っても良いと思います。

もっとお客様に喜んでもらえること。自分に出来ることはないか?

そう思える人が沢山増え、素敵なお店がもっと増えるといいですね。face01

また気持ちを新たに頑張っていきたいと思います。



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Posted by ケンムン  at 16:26 │Comments(0)その他

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